2020年3月から、読んだ本をまとめることにした。結局のところ2020.3月から2021.2月まで計63冊と、「200冊!」と言っていた自分が恥ずかしい数になった。それでも人より読んでいる自負はあるが、本当のところはもっと読みたい。今年は100冊を目指す。つまり、月8冊ペース、週に2冊ペースの割合だ。
去年読んだ本↓
2021年 3月
1.カモフラージュ 松井玲奈
短編集。累々がよかったからこっちも。まあまあといった感じ。
2.愛されなくても別に 武田綾乃
響けユーフォの人の小説。親から愛されなかった子どもが主人公。途中愛されすぎの子どももでてきたり。面白い。
3.サード・キッチン 白尾 悠
アメリカに留学した日本人があっちで受ける差別を通して成長していく本。これ読んでると何が正解なのかがわからなくなって自分の軸がわからなくなる。確実にあっちに住んだことある人が書ける本。住んでないで書いてたらすごい。日本から一回出てみたいなってなる。
4.正欲 朝井リョウ
待ちに待った新刊。おもろかった、、けど、「流浪の月」が似たような題材で先に書かれていたのでそこまでの衝撃はなかった。関係ないけど、本の〇〇推薦の煽り文が最近気に入らない。
5.自転しながら公転する 山本文雄
30代女性主人公のお話。色々ハプニングが起こって、小説だけど現実っぽいなっていうイメージ。主人公女性にはわりとイライラさせられた。
4月
6.ウォールストリート流 自分を最大限運用する方法 高橋ダン
性格的に実践するのは難しいこと多いけど、googleのスケジュール管理方法は見習いたい。後、英語の記事を朝ちょっと読むやつとか
7.文系の私に超わかりやすく統計学を教えてください! 高橋信
このシリーズ好きだったので、買ったがこれは大外れ。タイトル詐欺。間違いなく文系のやつは数学が嫌いになるだろう。これ読んで理解できた文系ってどれくらいいるんだろう。タイトルが悪いと思う。
8.お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで 井沢 元彦
だいぶ日本史の知識があった方が読みやすいと思う。あと、作者の主張が強い。
9.国家の怠慢 高橋 洋一 原 英史
書いてることは難しいけど、情報をいかに公正に伝えるかって難しいなって思った。
10.人新世の「資本論」 斎藤 幸平
言ってることはわかるけど、そんなにうまいこといくのかって思っちゃう。地域のコミュニティって結局管理する人必要になったりしない?後、歴史をみても変革が起こる時って市民からだから、それほどの危機が起きないと変革はなさそう。日本は。後、お金に余裕のある人はできるけど、結局余裕ない人は難しい気がする。うーん難しいですね。
5月
11.一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書【経済編】 山﨑 圭一
世界史の教科書シリーズ経済編、世界史のおさらいになるので勉強になる。
12. 私は本屋が好きでした あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏 永江朗
あっちゃんの動画見て確かかったやつ、正直そこまで興味を持てなかった。読んでてきつい。
13.地政学見るだけノート 神野正史
地政学の復習。基礎的知識はついてきた気がする。
14.52ヘルツのクジラたち 町田そのこ
今年の本屋大賞。確かに、面白いが。最近こういう系ばっかだったので食傷気味。
15.ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ 滝本竜彦
NHKにようこそ!の新刊が出るということで、過去作品を拝読。だいぶ好き。というかかなり好き。
16.僕のエア 滝本竜彦
こっちも面白かった。チェーンソーの方が勢いはある感じ。
17.世界史講師が語る 教科書が教えてくれない 「保守」って何? 茂木誠
著者の本やYouTubeはたまに見ているので拝読。まだ自分の知識だと理解できないとこも多いけどおもろい。
18.超人計画 滝本竜彦
滝本竜彦のエッセイ。苦しんでた。
19.サクッとわかるビジネス教養 行動経済学 阿部誠
行動経済学の用語とかが載ってる。タイトル通りサクッとわかる。
20.今夜、すべてのバーで 中島らも
最近、中島らもの名前を個人的に聞くので読んでみた。非常に面白かった。人に勧めたい。
21.銃 中村文則
教団Xは全くもって合わなかったが、これはめちゃくちゃ面白い。1冊読んだだけではわからないね。「火」の方はちょっと胸糞だったけど。
6月
22.手長姫 英霊の声 三島由紀夫
短編集。三島由紀夫が中学生くらいに描いた時の短編も入ってる。読めない漢字や知らない単語が多すぎる。
23.行動学入門 三島由紀夫
エッセイかな。最後のやつ意外は読みやすかったし面白い。
24.四畳半王国見聞録 森見登美彦
大学生ならまだしも、社会人だと読むのがきつい。
25.ぼっこちゃん 星新一
中学以来に星新一のショートショートよんだ。おもろいけど、一番わくわくするのはそういう時期。
7月
26.FBI捜査官が教える「しぐさ」の心理学 ジョー・ナヴァロ/マーヴィン・カーリンズ
ノンバーバルなしぐさで人の心理を読み解こうとする本。少しは役に立つか?
27.文明の生態史観 梅棹忠夫
1955年とか、戦後10年くらいに書かれてる?のかな。今でも通じる論、海外行ってみたい。
28.サクッとわかるビジネス教養 東南アジア 助川 成也
東南アジアってわりと複雑(みんな似てるもん)だったけどほんの少しわかったかも。
29.こちらあみ子 今村夏子
こういう作品があって、「むらさきのスカートの女」に繋がったのか。一冊読むだけだとわからないよな〜。
8月
30.教養としての「地政学」入門 出口治明
地政学ってより世界史。それも、だいぶ知識がないとついていくのが難しい。タイトル変更した方がよいのでは?
31.世界史劇場 第二次世界大戦 熾烈なるヨーロッパ戦線 神野正史
ストーリー口調でやっぱりおもろい。
32.革命前夜 須賀しのぶ
ストーリーとして面白かった。ドイツいってみたい。
33.日本国民のための明解 政治学入門 高橋洋一
公民の内容をわかりやすくまとめてくれる。文量は軽い。
34.ランチのアッコちゃん 柚木麻子
ドラマって感じ。元気もらえる人はもらえそう。
35.一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書 山崎圭一
日本史ver。やっぱり日本史苦手だ〜。
36.ぼくは勉強ができない 山田詠美
初めての山田詠美作品。学生の時に読んだらもっと感じ方が違っただろうな。
37.藤澤清造短篇集 西村賢太 編集・校訂
主に、金と貧の話。最後の戯曲が面白かった。
38.最新 世界紛争地図 バスカル・ボニファス ユベール・ヴェドリーヌ
地図なので、めっちゃ読みにくかったけど少し教養ついたような気がする。
9月
39.お伽草子 太宰治
昔話をアレンジした短編集。普通。
40.地球星人 村田沙耶香
後半にかけての展開がすごい。面白い。
41.今日から使える行動心理学 斎藤勇
途中漫画も入ってくるのでわかりやすい。
42.野火 大岡昇平
戦時中のフィリピンの回想録。人を食うかどうかとキリスト教と。難解だった。
43.コンスタンティノープルの陥落 塩野七生
オスマン帝国がビザンツ帝国の首都を陥落させる話。もっと著者の本読みたい。
44.彼岸花が咲く島 李琴美
今年の芥川賞。わりと読みやすく、若干政治ネタも入って今の日本の状況と照らし合わせることができる。
45.佐藤優の裏読み!国際関係論 佐藤優
あんまり頭に入ってこなかった。
46 新 地政学 世界史と時事ニュースが同時にわかる
これはめっちゃ良本。いままでの知識がまとまっていく感じだった。
47.海と毒薬 遠藤周作
初遠藤周作。面白かった。普通に読みやすい。
10月
48.ばにらさま 山本文緒
追悼。自転しながら~の人だったのか。やっぱ亡くなってしまうのは悲しい。
49.プラナリア 山本文緒
こちらも追悼。短編集。「どこかではないここ」で息子の頭殴るのめっちゃ笑った。
11月
50.私定時に帰ります。朱野帰子
吉高由里子主演のドラマの原作。ドラマは見てないが、ドラマ向きの作品だと思った。ワーカーホリック怖いよ。
51.変な家 雨穴
話題作。サクッとよめるので隙間時間にいいかも
52.若きウェルテルの悩み ゲーテ
初ゲーテ。ウェルテルがひたすら苦しんでた。読みやすい。
12月
53.コインロッカー・ベイビーズ 村上龍
やっと読めた。やはりちょっと独特なので難解だが面白かった。最後ホラーっぽい?
54.岬 中上健次
独立した短編集だと思ったら、繋がってた。文体が独特なので一人称がたまにわからなくなるけど繋がってく感じが面白い。
55.10年後、君に仕事はあるのか? 藤原和博
全然印象に残ってない。
56.滅私 羽田圭介
おそらく新刊なのかな?ミニマリストの本。羽田さんの本全部おもろいんだが今のところ。
57.「ついやってしまう」体験の作り方
元任天堂の書いた人の本。あまり頭に入らなかった。
58.月の満ち欠け 佐藤正午
直木賞の作品かな?転生もので面白かった。
2022年 1月
59.N 道尾秀介
どこから読んでも良いという短編集。上下逆さまに読むのはめんどかったけどまあまあ!
60.テスカトリポカ 佐藤究
直木賞受賞作。面白かったけど、アステカの宗教系の話はきつかった。教団Xと通じるものがある。ジェノサイド読んだ時と感覚近い。
61.オーバーヒート 千葉雅也
独特な比喩が多かった。ゲイが主人公の話。面白かったけどそこまではまらなかった。
62.やばい世界史 本村凌二
世界史の人物の「実はこんな人だった」というような豆知識が書かれている本。さくっと読めたし世界史知らない人にもおすすめ。
63.マンガと図鑑でおもしろい! わかる元素の本 うえたに夫婦 左巻 健男
マンガ形式だが、図鑑チックなのでカウントにいれた。図鑑だと頭にやっぱ入りにくい。元々苦手な分野ってのもある。
64.その日、朱音は空を飛んだ 武田綾乃
ミステリーだが、いやミスってジャンルなのかな。朝井リョウ的な感じ。個人的には好き。
65.同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬
直木賞候補作。ラノベのように読みやすい。ガンスリンガーガールを思い出した。
66.塞翁の盾 今村翔吾
直木賞候補作。若干くどい感じがするが熱い!映画とかマンガでみたい。
67.最後通牒ゲームの謎 小林佳世子
行動経済学に進化心理学の視点を加えて、一見合理的じゃない行動も進化の過程から考えると合理的だよね的な話だった。論文っぽい書き方だったが面白かった。こういう視点の本もう少し読みたい。
68.教育 遠野遥
受賞後一作目。エロ漫画みたいな設定から繰り広げられる話。全体的に意味わからないが、文体が好きだし、こんな本書ける人そういないのではないか。
69.ブラックボックス 砂川文次
芥川賞作品。普通に面白い。似たような考え方で暴発まではいたらず、けどいつか暴発しそうな感じがあるので怖い。最後はハッピーエンド?かな。
2月
70.芸人人語 太田光
爆笑問題太田の本、内容は自分の考えと相容れないことが多いが、本当に優しい人って感じ。
71.モモ ミヒャエル・エンデ
児童文学の本、時間についての本でハッとさせられる。カメのカシオペイアがひたすらかわいい。
72.我が友、スミス 石田夏穂
芥川賞ノミネート。主人公の女性がボディビル大会に出場していく話。読みやすい、ラストはまあそうだよねって感じ。
まとめ
72冊。去年より9冊多く読めた。100冊遠いな〜笑 現代文学は読みやすくて手に取る回数が多いので、次は昔の文学ももうちょっと取り入れたい。